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今日の札幌。今日の私。 [心境]

今日の札幌も暑い。
昨日に続き晴天大聖孫悟空・・・。(斉天)



「昼から暑くなるなぁ~。」

そう思うと、家には居たくない方向に考えてしまう。
こんな日は、あそこへ避難するのが一番と考え
即、行動。
クーラーがガンガンだから、長袖シャツを持つ。
Tシャツだと、煙草とライターを手に持たなければ
ならないので、両の手が塞がってしまった。
風がない。
だいぶ暑くなってきた・・・


「・・・・・・。」

シャッターが降りている。
そこには、貼り紙が1枚、露出オーバー気味で
存在感をアピールしている。

「6月24日、25日、26日と休業させて頂きます。」

「今日まで休みかぁ。」言ってみても始まらない・・・ので・・・


初めて入るカフェに到着。

快適な時を過ごし、着ていた長袖シャツを脱ぎ、手に持つ。
煙草とライターも忘れずに持った。

「やっぱり、両手が塞がるなぁ。」

なぁ~んて言いながら車へ戻る。

まだ日が高いので、ジャスコの本屋へ行くことにしたが、
エコだとか植樹とかのジャスコが、ガンガンに冷えて居る
訳もなく、30分程で退散した。

エアコンのスイッチを入れた車の中。

「煙草でも吸うかぁ」

「・・・・・・。」

「あれ?」

少し焦りながら、車内やカバンの中を探してみる。
無い。

「わ゛ぁ~、やべぇ~!!!」

血の気が引くのが分かった。
カフェで、両手が塞がっていたので、煙草とライターを車の
屋根に置いたのを思い出したからです。
何度、記憶をたどっても屋根に置いた煙草とライターを回収
した記憶が見つからない。
焦りながらも低速で、カフェへ向かう。

「いやっ、ジャスコまでの間にゲオにも寄ったよなぁ・・・。」

大抵は発進し、少しして屋根から滑り落ちるから、やはり
有るとすれば、カフェ近辺に違いない。
しかし、通行人に拾われ、持ってかれる可能性が大きい。
なんて事をしてしまったのだろう。

「カフェの駐車場に在ってくれ!」

近くになり、ゆっくりと走行して路上を確認。

「発見できないままカフェに到着してしまった。」

「・・・・・・無い。」

一縷(こう書くんですね)の望みを手繰り、カフェに届いていないか
聞いて見るかと、車のドアを開け、降りて、ドアを閉め、何気なく
車の屋根に置いた視線が一点で止まった。
そこには、先程まで手にしていたのに、まるで遠い記憶の片隅に
埋もれた、懐かしいまでの風景、その風景は南風にそよぐ草原で
柔らかな笑みの、しかし凛として立つ少女が手にする、眩しく銀色に
輝く、そう!ZIPPOが在ったのです!
恐怖心、罪悪感、安堵感、さまざまな思いに翻弄されるも、ゆっくりと
右手を伸ばし、ZIPPOを握り締めました。

「居てくれて、ありがとう。」

炎天下にさらされて熱を持っていましたが、この時の私には、まるで
ほんのりとした温もりにしか感じられませんでした。

「オイル、なくなったかな?」

点火動作をしてみる。
何事も無かったかのように、いつもと同じ炎が目の前に。
この炎は、これからの人生を照らす灯火となるでしょう。


いやぁ~、マジで焦った!ってのが本音です。

こんな風に乗っていました。
(再現。だって、現場ではそれどころじゃなかったもの。)
0032.jpg

家に戻ってグーグル地図で走行距離を出してみたら
7キロも走っていました。
今日から私のZIPPOを「4.3マイルZIPPO」と呼びましょう。

過去に、車の屋根に乗せて無くした物
○ BOXティッシュ(5箱パック)
○ 本皮サンダル
以上。

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